ようこそ、一般社団法人福井県鍼灸師会へホームページをご覧いただきありがとうございます。当会は全国的な鍼灸専門団体の設立の機運に呼応し、福井県に於いても昭和22年10月8日、福井県鍼灸師会が発足しました。そして昭和53年2月5日に法人の認可を得て社団法人福井県鍼灸師会を発会いたしました。平成25年には公益法人制度改革により一般社団法人福井県鍼灸師会となり現在を迎えております。
本年度で福井県鍼灸師会は創立74年、法人設立43年を迎えることが出来ました。その間、業界では昭和46年のニクソン米大統領の訪中に併せて、中国における鍼麻酔の報道が世界的に発信されたことを契機に世界中に鍼灸治療が再認識され、世界中で医療の中に組み込まれて行くことになりました。WHO(世界保健機関)に於いても、研究や検討が行われICD-11国際疾病分類にも伝統医学の漢方と鍼灸が追記し改訂されました。鍼灸医学が世界の標準化された医療となり、代替医療として世界的に注目されるなか、医療関係者また県民からもこれからの医療として非常に期待されています。
当会は公益社団法人日本鍼灸師会を母体に置き、理事と会員の活発な活動のもとに講習会や異業種の交流を行い、福井県の鍼灸業界を牽引し今日を迎えています。県内の鍼灸専門団体として伝統のある鍼灸医学を軸に現代医学を学びながら県民の健康保持と公衆衛生の向上に寄与することを目的として、各種公益事業に、そしてボランティア事業に精進しております。より安心で安全な鍼灸治療を提供するために、専門領域の学術講習会を常に行っております。今後、鍼灸師に対する期待は非常に高いものがあります。この期待に応えるため鍼灸専門団体として、果たすべき責務も多くなろうかと思います。昨年度からコロナ感染拡大の終息が見込めないなか、業界は医療として療養費・保険取扱いを行っておりますが、身分制度上の問題等解決しなければならない事柄も多くあります。会員一同これまでにも増して研鑽し、県民にとって身近で優しい鍼灸治療を推進してまいります。皆様の御協力と御支援をよろしくお願い申し上げます。
一般社団法人 福井県鍼灸師会 会 長 中村 寛